【日常4】マッサージチェアにボコされる
高身長男子は猫背になりがち。
変な姿勢を続けていると体も凝り固まってしまうというものです。
そんなとき、リラックスしたいなぁと温浴施設なんかにいったりして、ふと目に入るマッサージチェア。
深く腰をかけ、ひとたびスイッチをオンにすれば、凝った体をやさしく癒してくれる、たまらなくすてきな存在……とは残念ながらなりません。
たまらない存在ではありますが、それはたまらず逃げ出してしまう存在という意味です。
やはり、サイズがあわない!
首をほぐそうと丁寧に揉んでくれるその位置は、肩甲骨!
逆に肩甲骨をほぐす動きはただの背中に命中!
足を入れるポケットには足が入りきらず、本来は足全体を包み込むはずの動きも、中途半端につまみ上げられている状態!
特に高性能なマッサージチェアの場合、上半身と下半身を同時にやってくれるので、うまく当たるように姿勢を変えることもできません!
癒しを求める気持ちは裏切られ、悲鳴を上げながら逃げ出す……こともできないまま、マッサージチェアが止まるまでうめき声をあげるのです。
ですが、それでもときどき挑戦してしまうのがマッサージチェアの魔力。
ごく稀にある、ちょうど良いところに当ててくれる機種に出会えることを夢見て、またうめくのです。