高身長男子の日常大百科

高身長男子の日常のあるあるネタをお届けします

【日常7】クモの巣によくひっかかるふ

犬も歩けば棒にあたる。

高身長男子が歩けば、クモの巣にひっかかります。

 

みなさんが歩くとき、クモの巣なんてそうそうひっかからないのではないでしょうか。

え、クモの巣が張ってることなんてある?と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

けっこうあります。クモの巣。

でもみなさんは気付かないのです。

なぜか。

 

それは、先に歩いた人がひっかかっているからです。

その快適な通行は、先人の犠牲の上に成り立っているのです。

 

でも、高身長男子の顔の高さはいつだってフロンティア……!

まだ誰も歩いていない高さを顔が通過するので、どうしてもクモの巣を先陣切って回収するはめになります。

 

だから、ちょっとした森の小道みたいなところを歩くのはためらいがち。

普段どんなに人通りがあったって、高身長男子の顔の高さはケモノ道と大して変わらないのですから!

 

高身長男子が無駄に姿勢を低くしていたたら、それはクモの巣を事前に避けるための防衛本能かもしれません。

【日常6】成長の記録を柱に残しきれない!

「お母さん、はかって!」

そう言って家の柱によりかかり、めいっぱいに背筋を伸ばします。

すると、定規とペンを持ったお母さんがやって来て、今の身長の線を柱に刻んでくれます。

 

やった、またちょっと背が伸びた!

なんてよろんで、刻まれた線を誇らしげに眺めるのです。

 

しかし、高身長男子のそんな無邪気な習慣は、無情にも突然の終わりを告げます。

 

そう、柱よりも背が伸びちゃったのです……!

 

たまたま短い柱で測り始めてしまったのが問題でした。

気がつけば、柱の高さは目線の高さに。

だれがこんな展開を予想したでしょうか……。

 

高身長男子の兆しがある男の子は、ぜひ将来を見据えて長い柱を選んでくださいね!

【日常5】怪奇! すぐそばで人が消える!?

ついさっきまでそこにいたはずの人が消える……。

そんな不可思議体験にも、しばしば高身長男子は遭遇します。

 

例えば友人とふたりで遊びに行った時。

 

駅のホームで楽しく会話をしながら、電車を待っている時にそれは起こります。

 

ふと電光掲示板に目をやって、「ああ、もうすぐで次の電車がくるな」なんて思いながら振り替えると、そこに友人の姿がないのです。

ついさっきまで一緒におしゃべりをしていたはずの友人の姿が、消えたのです。

 

いやだなぁー、こわいなぁー、と思いながら友人の姿を探すと、どこからともなく友人のうらめしそうな声が……!

 

「ねぇ、いま、僕のこと見失ったでしょ……」

 

下を向くと、不機嫌そうな友人の顔……!

 

そう、何気なく上を向いた高身長男子は、その首の角度ままにしていたために、友人が死角に入ってしまっていたのです!!!

 

高身長男子は気を抜くと、すぐそばに立っている人が死角に入りがち。

見失われても、怒らないであげてください。

【日常4】マッサージチェアにボコされる

高身長男子は猫背になりがち。

変な姿勢を続けていると体も凝り固まってしまうというものです。

 

そんなとき、リラックスしたいなぁと温浴施設なんかにいったりして、ふと目に入るマッサージチェア

深く腰をかけ、ひとたびスイッチをオンにすれば、凝った体をやさしく癒してくれる、たまらなくすてきな存在……とは残念ながらなりません。

 

たまらない存在ではありますが、それはたまらず逃げ出してしまう存在という意味です。

 

やはり、サイズがあわない!

 

首をほぐそうと丁寧に揉んでくれるその位置は、肩甲骨!

逆に肩甲骨をほぐす動きはただの背中に命中!

足を入れるポケットには足が入りきらず、本来は足全体を包み込むはずの動きも、中途半端につまみ上げられている状態!

 

特に高性能なマッサージチェアの場合、上半身と下半身を同時にやってくれるので、うまく当たるように姿勢を変えることもできません!

 

癒しを求める気持ちは裏切られ、悲鳴を上げながら逃げ出す……こともできないまま、マッサージチェアが止まるまでうめき声をあげるのです。

 

ですが、それでもときどき挑戦してしまうのがマッサージチェアの魔力。

ごく稀にある、ちょうど良いところに当ててくれる機種に出会えることを夢見て、またうめくのです。

【日常2】電車でうっかり蛍光灯をつかむ!?

高身長男子の悩みが尽きない場所、それは電車です。

 

つり革は低すぎて掴まってもあんまり意味がないので掴まりません。

なので、つり革の上のポールをつかむわけです。

安定感が段違いなのです。 

 

まぁ、普段は特に問題もなく、つつがなく電車に乗っています。

 

やらかすときはたいてい、寝ぼけているか、スマホを見ていて、下を向いています。

で、手探りでポールを探して、ぐっと掴むわけです。

すると、なんだかなま温かい。

 

「前の人の体温のこりすぎでは!?」

 

と思って見上げると、そう、掴んでいたのはポールのさらに上、天井の蛍光灯だったのです……!

 

みなさん、気にされたことはありますでしょうか。

電車の蛍光灯って、カバーとかはされていなくて、むき出しなんです。

 

高身長男子がたまーにやってしまう蛍光灯づかみですが、あんまり強く握ると割れて大惨事になりそうなうので、危険ですから真似しないでくださいね。

 

【日常1】服のサイズがどうにも合わない!

 

お察しの通り、高身長男子は服を探すにいつもいつも苦労します。

 

まず、XLではだいたい丈が足りません。

ヘソだしとまではいきませんが、かがむと背中がガバッと露出します。

が、それはまぁいいのです。

人類はみな、サイズが合わなかったらもう1サイズ大きい服を着るのですから。

 

問題なのはXLが小さいことではなく、XXLやら3L、4Lといった服のサイズですら合わないということ……!

 

XL以上の服は、もちろんXLより大きいです。

……ただし、横に。

 

世の中、縦に長いひともいれば横に大きい人もいます。

洋服メーカーさんは、この問題を「じゃあ横にも縦にもでかい服にしとけば一石二鳥だね!」と解決するのです。

 

みてください、こちら、ユニクロさんのサイズ表です。

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(ユニクロ公式サイトより)

 

ほら、ね!? Lから4XLまで対象身長が変わらないでしょう!?

 

4XLなんていうからさぞかし縦に長いんだろうなぁー、と思ったら、XLから5cmも変わらないで、その代わりに、ウエストは24cmも長い!

エストはXLで十分なんだぁあああ……!

 

つまり、ヘソ出しは多少改善するけど、横にだっぼだぼということです。

あはは……。

 

世の中の高身長男子が、ちょっと短い服を無理して着ていたら、察してあげてくださいね。

ああ、彼は苦渋の決断をしたんだと。

だぼだぼスタイルになるくらいなら、XLをめいっぱい縦に引っ張って伸ばそう、という決断を……。

 

洋服メーカーさんに、とどけこの叫び。

【日常3】よそのお宅のフェンスがちょい低い!

基本的に世の中のものは高さが足りないですよね。

 

猫背になりがちな高身長男子は、なるべく背筋を伸ばして正しい姿勢で外を歩きます。

そして、住宅街を歩くときはなるべく前だけを見て歩くのです。

 

なぜなら、フェンスの高さが足りてないお宅がけっこうな割合であるから……!

 

見るつもりはないんです。

見る趣味もないんです。

でも、すこし横を向けば、見えてしまうんです、お家の中が……!

 

幸いにして、いまのところ中の人とがっつり目が合う!という事件は起こしたことがないですが、けっこうドキドキします。

見る気はなくても、ふと視線が行ってしまいがちなんですよね……。

 

みなさまにお願いです。

 

一軒家にお住いの方は、ブロック塀の高さをあと10cmだけ伸ばしてください。

アパートにお住いの方は、ベランダの壁をあと10cmだけ伸ばしてください。

 

 

そして、塀の外を歩いている高身長男子と目があっても、通報とかしないでください。

本当に、許してください。